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成長と退行について

入団してから3年間、乗り越えなければならないことは沢山あったが、まず最初の壁は、サルの帽子をかぶることであった。 

役でサルの耳がついた帽子を被らなくてはいけなかったのだが、私はそれがものすごく嫌であった。

人によっては何の抵抗もないことなのかもしれない。
でも私はそれを被ったら自分の中で何かを失う気がする……と思っていた。当時の私にとっては、サルの帽子を被るくらいなら裸で上演した方がまだマシと思うぐらい嫌だった。

しかし、時は経ち、今ではあんまり抵抗がない。二つ返事ですぐ被ることが出来る。
何かを失うと怯えていた3年前の私はどこへ行ったのか。

自転車に乗れるようになると、”自転車に乗れない”という感覚を手放さなければいけないように、知らず知らずの間に、私は何かを得て、何かを失っていったのだ……。もう、帽子を被れない私は帰ってこない。

成長とは、何かを得ると同時に、何かを失うことである。

しかし、サルの帽子を被れることが成長なのか、
はたまた子ども時代に心が退行しているのかは疑問である。退行のような気がする。

お正月公演で私が何を被っているのか……!!
それは来てからのお楽しみです。

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