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如月のかぜ

 寒風の中、40周年事業の準備をしています。

 過去に上演した演目の主人公や脇役、
さらにはチョイ出の人形たちが稽古場に、所狭しと山積みになりました。
ひとりで劇団を始めたころの相棒もいます。
あの頃の苦労が懐かしく優しい思い出に変わって選ぶのにヒト苦労です。

 人間のわたしは75歳になろうとする爺さんですが、人形はちっとも変わりません。
相変わらず底抜けに明るく苦労の陰もありません。

それにしてもずいぶん創ったもの。
劇団に関わったすべての人たちの、汗と涙と吐息と鼻息を被ってきたのに、
その青春の残像を探そうにも人形たちはあっけらかん、ただ十把一絡げにされたくなくて
それぞれが皆自己主張しています。

ほんとに愛しい。

子どもはみんなそうなんだなあと、40年間のお客様たちの色褪せない記憶とともに、
大切に次の世代へバトンを渡したいと思うのです。
風は冷たいけど。


山根宏章

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