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続・雨男と呼ばれて

こんにちは、雨男の禄里です。


9月の北海道への旅公演は雨男の才気煥発。
初日の仙台への道中は雨。北海道へ上陸した2日目の移動日も豪雨。上演日の3日目と4日目は雨と曇り、帰路の5日目には仙台港から劇団に着く頃ちょうど雨が強く降りだした。おまけに後日ばけもの班を仙台空港まで迎えに行った日も見事な豪雨。非科学的な連中が全ては僕の仕業だと主張するのも無理はないか。


でも僕だって嫌だよ雨なんか。せっかくの旅がほとんど降りっぱなしなんてさ…。さすがに意気消沈して自宅に戻った僕は、3杯目のジム・ビームを飲みながら妻に愚痴るともなくその事を話した。くだを巻くというやつです。
「…つまりね、これだけ雨に降られるってのはさ、要するに僕はついてないんだって思うわけ…(飲んでるから長いので中略)
…まあいいんだけどさ。そんな所で運を使ってもナニだしなハハハ…」

妻は何だか腑に落ちないように見えた。
「私には良くわからないな。どうしてそんな事を思うの?」

雨まくりの運命を精一杯前向きに考えたつもりの僕はこの言葉にいささか驚いた。
「…いや、だってあの、こんなにフラれてばっかで悲しいじゃんか。」

「そうかな。私は全くそうは思わないけど。」

「…何でさ。」



「だって私は好きなんだもん、雨。」


「……」


「もちろん晴れだって曇りだって好きよ、同じくらい。でも雨には雨のすてきがあるの。
雨はね…何ていうか…閉じ込められる気がするんだ。だから自分の心と深く向き合えるの。それからほら、私の大好きな緑たちも匂い立つしね。
あとは…私は雨の[音]が好き…全てを包み込むような。
ねえ、そう思わない?」



「……うん。」


…そうか…そういうことなのか…。



そう、僕は雨男。


大丈夫、これでいいのだ。
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