感想文のお返事!

今回は感想文のお返事です!

この秋公演した学校の生徒達から続々と感想文が寄せられる中に、
私達に対する問いかけが幾つかありました。
これまで、中々返答する機会がありませんでしたが、
情報発信が容易となった昨今の状況を鑑みて、
少しずつでも子ども達へ返答していきたいと思いいたりました。
ここでは、質問者の名前を掲載することはできませんので、
質問と返答を掲載することにしました。

「じごくのそうべえ」の感想より
大阪府の小学4年生からの質問
Q、ポポロというのはどういう意味ですか?
A、ポーランドのザメンホフ提唱のエスペラント語で『人々』『民衆』といった意味です。
Q、えんま大王はどれぐらいの重さですか?
A、量ってはいませんが、操演者に聞いたところ大きいお米の袋を持っている様な感じらしいです。
Q、じんどん鬼やそうべえ達、えんま大王は手作りですか?
A、全て手作りです。(そうべえ達は原作者の田島征彦さんも手を加えられました)
Q、練習はどこでやってるんですか?
A、劇団稽古場です。
Q、1年で何こうの学校に行っているんですか?
A、例年だと50~70校ぐらいですが、コロナ禍では20校程度です。
Q、人形をどうやって動かしたのか?
A、自分の思い通りに動かせるよう、沢山練習しました。
Q、ベロを抜かれた人のベロが2枚でて来た?
A、ウソつくことを二枚舌を使うといいます。源造が抜かれて舌が二枚だったのは、ウソつきだったからです。
Q、そうべえは足の骨が折れているのに、針山を登れたのはなぜ?
A、綱から落ちて現世から死後の世界へ来た時、痛みは残ってましたが、死後の世界では元通りの身体になると言われます。
Q、なぜカゼは1万円もするのでしょう?
A、「風邪はまん延する」という言葉に掛けてます。

今回はこのぐらいにしておきます。
また、少しづつQ&Aを掲載したいと思います!

質問してくれた子ども達に見てもらえたら・・・。

最後になりましたが、
みんな感想文ありがとう!!

今回はTatsukiでした!

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15:42 | 公演の舞台裏 | comments (0) | edit | page top↑

世界一可愛い美術館。




(文章: たきたえいみ)

小学校での演劇鑑賞教室のシーズン。コロナも少し落ち着いてきたのもあって、昨年よりは旅公演が多くなって活気のあるポポロです!笑

私の小学校での公演が終わった後のお楽しみは、後日子ども達から届く沢山の感想文。
劇を観た子ども達が一生懸命、気持ちを込めて書いてくれた文章は、全部余すところなく目を通していますよ〜。そして、このめちゃくちゃ可愛いイラスト達も。



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こちらは『ばけものづかい』の感想文から。
大入道がこんなにキラキラボーイに!笑
この子には、こう見えていたのかな…。
ひょっこりはんの三つ目小僧もかわいい…!



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そしてこちらは『ルドルフとイッパイアッテナ』から。
魚屋さんに追いかけられるルド。
舞台には青空も草原もなかったのに、子ども達の頭の中ではこんな風景が広がっていたのか…と、嬉しくなりました。



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こちらもルドルフです。
しかし、子どもによって遣い手の私たち人間を描く子と、人形だけを描く子、舞台の幕まで描く子など様々で面白いですね〜。



世界一可愛い美術館、眺めているだけで心がほかほかしてきます。他の小学校さんからの感想文も、早く届かないかな〜♪
20:33 | 劇団の日常 | comments (0) | edit | page top↑

久しぶりの旅公演 (劇団代表)山根宏章

脊柱管狭窄症を唯一無二の友達にして旅公演に出かけました。
 4時間座りっぱなしの旅はつらかろうと配慮されて、たった三人の班なのに僕だけは電車で行くことになりました。行く先は福島県東白川郡塙町、JR水郡線水戸と郡山のちょうど中間点の山間部にある町の《こども園》でした。
 水戸から行っても郡山から行っても各駅停車で1時間40分はけっこう身に応える道程でしたが久しぶりの旅公演で高揚した僕には車窓に映る景色は懐かしく暖かで、しかも山越えの区間では生い茂る葉っぱが窓枠をたたくスリルもあって愉しい旅の贈り物に感謝々々の思いでした。 

 さて上演当日です。こども園なので幼稚園と保育園が合体したような年齢層の子どもたちが200人近く、広い会場ながらぴったり身を寄せ合って座っている。
久しぶり!この光景。昨年の1月以降上演は復活しても、客席はまばらに座ってディスタンス、時にはキャパシティー800人の会場に40人散らばって・・・なんてこともあって子どもたちのパワーも広く薄く遠くの環境の中だったのですから目を疑いました。もちろんこちらはPCR検査も行い検温もし、マスクとマウスシールドを使い分けながらしっかり感染対策をしておりましたが・・・気持ちが溶けていくようで、そのうえパワー全開の子どもたちの声と屈託のない表情、笑顔笑顔のお迎えとさようなら。
ポロリこぼれそうな涙をあわてて衣装の帽子にこすりつける、感激々々の旅公演。
こんな機会を待っていたのは、《僕たちだけじゃなく子どもたちも一緒》この一体感こそ得難い演劇のだいご味、久しぶりの旅公演に選んでもらってほんとに幸福感でいっぱい、84才・人生の最終盤でいただいた幸せ、まさに大吉。
これで明日からも頑張れるぞ、帰りの電車もまた同じ道程だけど・・・車輪の音がなんだか違う・・・スキップしてるみたい、でしたよ!ほんとに。
キャンセルが続いていたけど、やれてよかったぁ・・・一日だけの旅公演でした。

(執筆者)山 根 宏 章
09:42 | 公演の様子 | comments (0) | edit | page top↑

夏の残り香と幽霊?

こんにちは
台風が度々訪れて、夏の香りを遠くへとばしていってしまったのを感じます。この場所で秋を感じるのは二度目になりますが、ベランダに落ちている金木犀の甘い香りはどの町でも変わらず、ほんの少し郷愁を感じました。

さて、そんな季節の変化の感傷に浸る暇も暇も無く、ポポロは大忙しの日々を過ごしています。
先輩たちは連日旅公演。帰ってきたと思ったらまた旅に出て、そして息つく暇も無く次の旅へ。劇団で見る姿もすっかり減り、少々寂しいですが、こうして活気が戻りつつある今が嬉しくもあります。

一人で過ごす劇団はやけに静かです。ジッとしていると時折どこからともなく「ミシ……」「パキ」という音が聞こえてきて、稽古場のほうを見に行くのですが正体はつかめないまま。誰もいないはずのトイレから物音がしたり、美術室から絵の具が落ちる音が響いて見に行けども誰もおらず、また機械が定期的に発する「ピーッ」という音やFAXを受信した音が普段の数倍の音量に聞こえていちいち驚いたり……。
今のところお菓子が減るなどの被害は無いので安心です。しかし、夏の名残ですかね。まだまだ私の知らない劇団の姿があるようで、ドキドキします。

そしていよいよ、来週には「じごくのそうべえ」もはじまります。
個人的な話になりますが、初めての大きな舞台、先輩方との共演となりますので、既に緊張しています。絵本や映像で見てきた作品に出演するというのは、とても感慨深いものです。

なんだか、停滞していた時間が少し動き出したような心持になりますが、まだまだ油断は許されず、気を引き締めて行かねばなりませんね。

楽しいものを楽しめる、そんな日々がまた戻ってくることを祈って。

ながや

14:45 | その他 | comments (0) | edit | page top↑