コロナ禍でも・・・

緊急事態宣言
最近では聞きなれた言葉になってしまった。

先日、神戸で公演をしてきた。
もちろん感染症防止対策は徹底してのことだが、
こんな状況の中、客席は子ども達のドキドキワクワクな空気で満たされていた。
終演後の感想でも、この様な状態にありながら、
観劇を熱望する声が多くきかれた。

私達は『観客』に支えられ活動している!


9月から秋の公演が始まり、昨年よりは成果が出そうであった活動も、
この度の宣言により中止になってしまった。
北海道の大地で子ども達の笑顔にふれあえるという想いが、
遂げることが出来なくなった。

こんな状況がいつまで続くかわからないが、
神戸公演のおかげで沈みかけていた心も「希望」によって救われた。

Tatsukiでした!
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09:30 | 公演の様子 | comments (0) | edit | page top↑

夏とばけもの

こんにちは。
夏も真っ盛りで、茹だるような暑さのつづく日々ですね。蝉の声が稽古場にも響き渡っています。
私は、ここ最近自宅の玄関口に手のひらくらいの大きさの蛾が現れるようになり、今日はいませんようにと祈る日々です。

世界は目まぐるしく変化し、平穏はまだまだ遠く不安と焦燥が日々募りますが、皆さまが元気にお過ごしできていることを祈ります。

さて、このような情勢ではありますが、感染症対策を万全にした状態で、私たちは公演を続けています。
先日、ポポロで長年愛されてきた「ばけものづかい」に出演してきました!

人使いの荒い御隠居が、3年も勤めてくれたごん助についに愛想を尽かされるところから物語が始まります。
御隠居もタダでは暇をくれない、お前の身代わりを立ててくれと要求し、ごん助は「便利おばけ」が出るというお屋敷を提案します。
しかしこの「便利おばけ」、一筋縄ではいきません。お茶も入れれない、繕いもできない、数も数えられないし文句も多い。
さぁ、御隠居の運命は…!?

落語特有のテンポとノリで夏の暑さを笑い飛ばす、ポポロの真骨頂とも言えるお芝居でした。熱心に見つめてくるキラキラした目を見ていると、今だからこそ、必要なものがあるのだなぁと改めて思いました。

このような情勢の中で公演が行えると言うのも、皆様のご協力があってこそです。
私たちも気を抜かず、稽古に励んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ながや
08:40 | その他 | comments (0) | edit | page top↑

トイレの花 (劇団代表)山根宏章

8月15日(日)、76年目の終戦記念日。そして平和祈念の日でもあります。
しかし、静かに祈りをささげたいと思ってもコロナ禍の脅威は、為政者がうわ言のように繰り返す「安全安心」の言葉をあざ笑うように天井知らずの《災害級》に拡大深刻化、さらには豪雨災害が日本列島を羽交い絞めで各地に被害が続発しています。
被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を深くお祈りいたします。
まだまだ予断を許さない状況です、皆様のご無事を祈りつつ、自らの命を大切に行動しなくてはならないと気をひき締めて生きているのですが、盛んに聞こえてくる「自分の身は自分で守れ」とのお上の声。こうなるとおちおちトイレに座っていることもできません。

が、ふと目を落としたその先に《トイレの花》、雨のおかげか三日前に市場で買ってきた花がまだ元気でこちらに微笑みかけてくる。このところ仕事は消える人は去る、出歩くことも自粛して乳飲み子たちのお相手ざんまい、日々の献立もネタ切れとチョッピリ殺気立っていた気持ちがおかげでほっと救われた。
「うん、花もなかなかいいもんだ」――――人形劇《ともだちくるかな》のオオカミのセリフ――――ごく自然に出てきたこの言葉。
ひとまず生きていられるありがたさ素晴らしさを思い起こさせてくれた《トイレの花》に感謝感謝のありがとう❕でした。

それにしても、子どもの発達意欲はすごいものですねえ、ついこの間までは《這い這い》のスピードに驚かされたと思ったらいつの間にやら《つかまり立ち》で一家を沸かせ、昨日は突然ひとりで歩きだしたのです。
僕の顔を見て目標を定めると、一気に倒れ込むようにこちらの腕の中へ。安心と信頼が意欲を掻き立てるみたいだなあ・・・そうだ、「安心安全」は信頼と愛情によってもたらされるものなんだ。土壇場になるといつも「自分の身は自分で守れ」と丸投げされるんじゃあ「安心安全」は雲散霧消、成長の意欲も消えてしまう、気をつけなくては。

そして、何はともあれ僕の仕事は《トイレの花》同様、何があっても絶やさずひとの心を癒すものでなくちゃあ・・・微笑んでみる・・・気持ち悪い?・・・そうかなあ・・・。

DSC_0126 - コピー


15:39 | 公演の様子 | comments (0) | edit | page top↑

「あつい日々」

「ばけものづかい」という演目の稽古をしています。毎日35度を越える気温のせいかクーラーのある室内でも、じっとりと汗ばんできます。人が居るだけで発する熱を感じます…
オリンピックやパラリンピックの選手は競技によっては、この暑さの中屋外でやっているわけですから凄い事です。
室内でも今の時期は暑さのためこまめな水分補給をしつつ稽古をしています。なにせ少し動いただけで汗のでる状態なので体調を管理しつつ集中して稽古をしております。
暑いなか熱のこもった稽古が進み次第に作品が形になっていくのを日々感じながら汗を流しております!
なかなか本番の上演が少ない今だからこそ普段できない事見過ごしてきた事など、自分自身を見つめ直していきたいです!作成者田村
13:29 | その他 | comments (0) | edit | page top↑