窓辺のツリー
こんにちは、禄里です。
毎年冬になるとわが家の窓辺に登場する「ツリー」がある。
クリスマスの前あたりに登場するが「クリスマス・ツリー」ではない。だって靴下やら星やらモールやらサンタ帽やら短冊やら縞模様のステッキやら七面鳥やらは付いてないから。
そう、単なる「もみの木」。
高さは30センチ程しかなく形もよくある三角錐ではない。同じ常緑針葉のローズマリーを不格好に編んだみたいだ。土台は本物の切り株(多分だけど「太い枝の輪切り」)で作られている至ってシンプルなもの。なのでクリスマスが過ぎても冬の時期はずっと窓辺に置いている。
そのツリーにこれまたシンプルな電飾が巻き付いている。LED電球ではなく昔の白熱灯のムギ球。全部で10個くらいしかない電球が細い一本のコードで繋がれている。よくある点滅するやつだ。その中のひとつは割れてしまってもう点かない。しかもひとつの電球だけ何故か「赤」なのだ。生産ミスなのかそういうものなのかいまだによくわからない。そういうものなんすかね。わからん。
でも僕はこの小さなツリーの柔らかな温かい灯りをとても気に入っている。
──────
忘年会が終わり、家に帰った。楽しく終わったはずなのに僕自身はすぐに眠れるようないい気分ではなかったので、コーヒーでも淹れようと湯を沸かした。そして真夜中の誰もいない部屋で何となくツリーの灯りを点けてみた。
さよなら、2019年のポポロ。
なあ、思うよ。僕らはこの灯りみたいなものなのかな。
ひとつでは誰にも気づかれないようなそれぞれの小さな光。
でもみんな揃って点けば柔らかい温かい優しい灯りにきっとなる。
現代において決して効率的ではないかも知れないし、とてもとてもささやかなものではあるけれど。
切れたら全てが消えてしまうような一本の線で何とか繋がっている小さな灯り、そのひとつひとつを
僕は大事にしていきたい。
その素晴らしさを
どこかの誰かに感じてもらいたい。僕と同じように。
やあ、2020年のポポロ。
これからどこかへたどり着けるかも知れないしどこへも行けないのかも知れない。そんなことは誰にもわからない。
だから僕は進む。ここではない次の場所へ。
「さあ、次に行くか!」
2019年はいろいろあり過ぎて気絶しそう(笑)
皆さまどうもありがとうございました。
2020年もどうぞよろしくお願いします。
毎年冬になるとわが家の窓辺に登場する「ツリー」がある。
クリスマスの前あたりに登場するが「クリスマス・ツリー」ではない。だって靴下やら星やらモールやらサンタ帽やら短冊やら縞模様のステッキやら七面鳥やらは付いてないから。
そう、単なる「もみの木」。
高さは30センチ程しかなく形もよくある三角錐ではない。同じ常緑針葉のローズマリーを不格好に編んだみたいだ。土台は本物の切り株(多分だけど「太い枝の輪切り」)で作られている至ってシンプルなもの。なのでクリスマスが過ぎても冬の時期はずっと窓辺に置いている。
そのツリーにこれまたシンプルな電飾が巻き付いている。LED電球ではなく昔の白熱灯のムギ球。全部で10個くらいしかない電球が細い一本のコードで繋がれている。よくある点滅するやつだ。その中のひとつは割れてしまってもう点かない。しかもひとつの電球だけ何故か「赤」なのだ。生産ミスなのかそういうものなのかいまだによくわからない。そういうものなんすかね。わからん。
でも僕はこの小さなツリーの柔らかな温かい灯りをとても気に入っている。
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忘年会が終わり、家に帰った。楽しく終わったはずなのに僕自身はすぐに眠れるようないい気分ではなかったので、コーヒーでも淹れようと湯を沸かした。そして真夜中の誰もいない部屋で何となくツリーの灯りを点けてみた。
さよなら、2019年のポポロ。
なあ、思うよ。僕らはこの灯りみたいなものなのかな。
ひとつでは誰にも気づかれないようなそれぞれの小さな光。
でもみんな揃って点けば柔らかい温かい優しい灯りにきっとなる。
現代において決して効率的ではないかも知れないし、とてもとてもささやかなものではあるけれど。
切れたら全てが消えてしまうような一本の線で何とか繋がっている小さな灯り、そのひとつひとつを
僕は大事にしていきたい。
その素晴らしさを
どこかの誰かに感じてもらいたい。僕と同じように。
やあ、2020年のポポロ。
これからどこかへたどり着けるかも知れないしどこへも行けないのかも知れない。そんなことは誰にもわからない。
だから僕は進む。ここではない次の場所へ。
「さあ、次に行くか!」
2019年はいろいろあり過ぎて気絶しそう(笑)
皆さまどうもありがとうございました。
2020年もどうぞよろしくお願いします。
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